gravkeeper’s diary

気ままに語るブログ。

2017.10月制限の彼岸

 お久しぶりです。モッフルです。約1月ぶりの更新だと思います。

 今回、自分はCSに出てないのですが知り合いのあまよるさん (@amayoru_0520)が半年ぶりにcsに出るけど何も分からないから構築の概形とプランが欲しいということで、彼岸の構築とプランを託したところ見事ベスト8に入賞したのでその事について書きたいと思います。

 渡した構築から数枚調整して出場しているのと自分がスパイラルについてまだ勉強中ということがあるので、細部まで細かくと言うよりも大まかな流れとゲームプランの概論について書くつもりです。

 駄文ですが、最後までお付き合いしていただけると幸いです。カードの効果については基本的に既知という立場で書かせていただきます。

 

 ホビ南越谷CS 個人戦

レシピ


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メインデッキ:40枚
EXデッキ :15枚
サイドデッキ:15枚

【モンスター】23
彼岸の悪鬼 ハロウハウンド ×3
彼岸の悪鬼 グラバースニッチ ×3
彼岸の悪鬼 ファーファレル ×3
彼岸の悪鬼 アリキーノ ×1
彼岸の悪鬼 ガトルホッグ ×3
彼岸の悪鬼 バルバリッチャ ×1
彼岸の悪鬼 スカラマリオン ×3
魔界発現世行きデスガイド ×1
魔サイの戦士 ×1
彼岸の悪鬼 ラビキャント ×1
怪粉壊獣ガダーラ ×2
海亀壊獣ガメシエル ×1
【魔法】5
善悪の彼岸 ×1
おろかな埋葬 ×1
妨げられた壊獣の眠り ×1
貪欲な壺 ×1
強欲で貪欲な壺 ×1
【罠】12
御前試合 ×3
激流葬 ×3
キルドレイン ×3
聖なるバリア-ミラーフォース- ×3
【エクストラ】15
M・HERO ダーク・ロウ ×1
彼岸の巡礼者 ダンテ ×2
彼岸の詩人 ウェルギリウス ×1
彼岸の旅人 ダンテ ×1
No.47 ナイトメア・シャーク ×1
DDD磐石王ダリウス ×1
幻影騎士団ブレイクソード ×1
No.30 破滅のアシッド・ゴーレム ×1
No.49 秘鳥フォーチュンチュン ×1
永遠の淑女 ベアトリーチェ ×3
迅雷の騎士ガイアドラグーン ×1
デコード・トーカー ×1

【サイドデッキ】 15
浮幽さくら ×3
威光魔人 ×2
大欲な壺 ×2
ブラック・ホール ×2
拮抗勝負 ×3
異次元グランド ×2
SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス ×1

 

戦績

スパイラル✖︎◯✖︎
ヒーロー ◯◯
スパイラル◯◯
魔弾◯◯
スパイラル◯◯
スパイラル✖︎✖︎

 

 彼岸と壊獣のシナジーから見ていきたいと思います。ガダーラの2700打点は融合ダンテを能動的に出すのに非常に都合がいい打点です。ベアトef妨げ落とし、ガダーラサーチしてss、ベアト自爆から融合ダンテをss、融合ダンテで攻撃と一連の流れが出来ています。融合ダンテは強力な耐性と2800打点、デッキを回す効果と非常に強力なモンスターです。ベアトで相手を妨害し壊獣で前を退かして融合ダンテでデッキ回しながらテンポを取る、やや遅めなビートダウンプランを取りました。

 このプランを取る上で一番大切なことは「いかにベアトリーチェを確実に立てるか」ということです。今期はスパイラルのせいで多種多様な手札誘発が存在します。それらの誘発をくぐり抜けベアトを立てることを考えたとき、一番確実なのは彼岸3枚で立てることです。この方法だと引っ掛かるのは増殖するG程度で灰流うららすらかわせます。そのため引きたい初手は「彼岸3種+妨害2枚」であり、これを目指す都合彼岸の総数が多くなります。コードトーカーを使ったより少ない枚数でベアトを立てるルートもありますが、ガイドや魔サイで誘発を踏む可能性を考えるとよりローリスクな方を選択するべきでしょう。

 罠の選択は逆にハイリターンなものを中心に選択しました。基準は2つ「全体除去」「後手も使えるか」。モンスター全体除去はHEROに対しても強く撃つことができ、彼岸の効果のお陰で他デッキに比べてデメリットが少なくてすみます。

 どうにかしてスパイラルの先攻展開の前を退かさないと勝負にならないため、メインに多少の捲り札が必要だと考えます。しかし、せっかく先攻を取れたのに捲り札ばかり初手に来て弱い場で返した結果、後攻に簡単に踏み越えられてワンキルされては意味がありません。なので、多数と交換できる罠がベストだと思います。

 先攻ではグラバ、スカラ、ハロウを絡ませるように確実にベアトへアクセスするのがベストです。ハロウは善悪を落とすことで後続を確保することが出来ます。善悪はMm環境時にみらーふぉーすさんが言ってました様に「アドの貯金」が出来るため、先攻ベアト+妨害2枚でテンポを取れたら真っ先に墓地に落としたいカードになります。掴んだテンポを取られそうになった時に「貯金」を崩して相手への反攻へ向かうからです。自分は出来ればスカラを相手ターンに落とし、サーチしたモンスターを利用して次のターンに攻めにいきたいので、「1ターン目にスカラ素材のベアトを作り善悪を墓地に送る。相手ターンにスカラを切って妨害。」という動きを目指していきたいです。

 最後に今回感じた課題と今期使うかもしれないプレイングについて少し話をしようと思います。まずはサイドデッキの弱さについてです。


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 あまよるさんもツイートしてますが一番下の6枚が弱くて話になりませんでした。異次元グランドは対スパイラルの次元障壁みたいな形で使えると思いました。大欲な壺はスパイラルのD.Dクロウ、ABC相手に使おうと考えていました。威光魔人は先攻で立てテンポを取るつもりでしたが打点が低いかつ彼岸の効果も使えないので弱いです。

 サイドの弱さの原因としてはスパイラルについてほぼ無知な自分と調整環境がほとんど無かったあまよるさんの二人で相談して決めたからでしょう。やっぱり調整は必要です。

 相手のリゾートを割るカードは必要だと感じました。しかし、後ろを割るカードを使うタイミングが、初動のフィールドを割る.エンドサイク.ぐらいしか思いつかないので安易にシャドールドラゴンを入れたくはありません。シャドールドラゴンは今期の彼岸のプランにおいて手札事故の要因に十分あり得るからです

 マスタールール3での彼岸はベアトからの2キルなどランク3連打でライフを一気に削れたので露払いという意味でのドラゴンが重要でした。また、EMや帝などの割らなくては即負けに繋がる相手がいたこともあり個人的には強いというより入れざるを得ないカードという認識で、出来れば抜きたかったです。マスタールール4では、ベアトを立てた後テンポを取りつつビートダウンするためある程度長期戦になる想定をしなければいけません。長期戦になればなるほどドラゴンが手札に来る確率は上がります。早い段階でドラゴンを使えれば問題ないのですが、ファーファと異なりドラゴンは相手に依存することが多いので使うタイミングの想定が難しいことがあります。また、リゾート2枚目や盆、テラフォ、エンフェの裏目があるので個人的にはタックルセイダーを使ってみたいです。

 他には、ヴェルギリウスを正規召喚する余裕が無かったのでラビキャントよりもハックルスパー(盆回しケア)を優先した方が良かった、自分先の時の魔封じを試したかったなどがあります。

 罠のお陰でHEROに対してはかなり強く当たれると思いますが、やはりダークロウが脅威です。自分捲りで相手がダークロウを出してくる可能性がある時は、ダンテは縦に出してはダメなのだけ気にしてプレイするべきだと思います。

 

 読みにくい文章でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。海外版NECH発売から彼岸を使ってきましたが、始めて文章で纏めることになって、今まで自分が感覚的にしてきたことを言語化することで改めて認識できました。

 2017.10月制限は

圧倒的先攻展開のスパイラル

少ない手札で強力なシステムモンスターを出せるHERO

の2強とみんなが言っていた中で彼岸を握ってくれたあまよるさんには本当に感謝です。

 最後になりますが、彼岸のプレイングについてもっと知りたい人は是非自分がファボ&RTしている韓国の彼岸の翻訳記事を読んでみてください。恐竜環境での彼岸の記事ですが、かなりためになり、自分もそこから勉強して今回の構築になりました。

 質問などあれば気軽にTwitter @gravkeeper または@amayoru_0520 までどうぞ。